個人的作画No.1『エア・ギア』

今回紹介するのは、タイトル通り私が作画において最高だと思う漫画『エア・ギア』です。

 キャラクターデザインはもちろんのこと、躍動感や爽快感、そして個人的に重要な生々しさがバランスよく高い水準で表現できています。

 

そして書き込みがすごいのなんの!

 

本物をトレースしたんじゃないかってくらいのクオリティで書かれる背景やメカは思わず凝視して観察してしまうレベルです。

このクラスの作画になると何が困るかというと、アニメ化が残念ということですね。

静止画にも関わらずまるで動いているかのような臨場感で描かれているので、アニメ化されると迫力が明らかに落ちてしまいます。

 

難点といえば、クライマックスに至るまでの終盤の展開と終着点が振り幅が大きすぎて読者の予想の斜め上に向かうところでしょうか。

作画と設定が最高な分、ストーリー展開が突飛すぎてストーリー重視の読者にはついていけない漫画になってしまっているかもしれません。

 

とはいえ、キャラクターが魅力的で何より女の子がとってもかわいくセクシーですし、メカデザインがクールでかっこいい!厨二心がくすぐられて『エア・ギア』の世界に入り込みたくなること間違いなしの作品です。

 

衝撃の作品を漫画化『バトル・ロワイアル』

今回紹介するのは、映画化されたことで社会に衝撃を与えた作品『バトル・ロワイアル』です。

 当時、原作小説を読んでいる人や映画を見たという人は沢山いたけど、漫画化されたこの作品を読んでいるという人は意外と少なかったように思います。

とはいえ、もちろんネームバリューのある作品なのでしっかり完結まで描かれており、とても読み応えのある作品になっています。

 

原作や映画では突然デスゲームに巻き込まれた少年少女の命がけの戦いや心理描写に重点を置いており読者や観客に問いかけるような作品になっていますが、この漫画では漫画ならではの自由な表現を生かした残酷な描写や艶めかしい描写、人間離れした派手なアクションが存分に描かれています。

それこそ18歳以下が見てはいけないような作品の仕上がりになっていますが、物語ののシリアスな内容と生々しい生き物の表現が相まってとても引き込まれる作品になっています。

 

原作や映画のファンの人にはもしかしたら人間離れしたアクションシーンなどは原作とかけ離れた表現になっていて不評かもしれないですが、エログロ系の漫画が好きなんだけど作画があんまり好みじゃなくてハマってる漫画がないんだよなぁ。なんて人にはとってもオススメな作品になってます。

 

今や大人気『鬼滅の刃』

今回紹介するのは、アニメ化もされて今や男女問わず大人気の作品となった『鬼滅の刃』です。

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

 

 こんな大人気の作品をわざわざ紹介することもないのですが、連載当時から目をつけていた作品でもあり、単純な作画の良し悪しでは測れない良さがあるので書かせてもらいます。

 

 言わずと知れた大人気作品ですが、実は週刊少年ジャンプで連載開始した当初は評価が低く、打ち切り必至と言われていたのは知っていますか?

当時の『鬼滅の刃』は、「ジャンプに合わない」「タイトルがださい」「絵がへた」などと散々な言われ方をしていました。

確かに連載当時のジャンプを見ると『鬼滅の刃』だけが明らかに異色な作風であり、連載陣の中で明らかに浮いていたのを私も感じていました。

 

ですが、『鬼滅の刃』という作品一つだけを見たときに、タイトルの古風さと作画の雰囲気、そして物語の時代設定に全然違和感がなく、本当に作品に入り込みやすい漫画になっています。

もし、『鬼滅の刃』というタイトルが『デビルスレイヤー』みたいなカタカナ表記だったり、作画が『ONE PIECE』みたいであったらこの漫画はここまで大ヒットすることは無かったのではないかと思います。

タイトル、作画、設定、そしてストーリーが絶妙に噛み合ったからこそ生まれた奇跡的な作品、それが『鬼滅の刃』という作品です。

 

アニメもまだ見たことが無いという方には是非漫画から読み始めて欲しい作品です。

そうすればアニメを見たときの感動もひとしおだと思うので。

 

初投稿

初めまして。

 

熊似煮てると申します。

 

ここでは自分が今まで読んで面白かった漫画や、今後の展開に期待ができそうな漫画を中心に記事にしていければと思っています。

 

漫画をジャケット買いして新規開拓している立場としては、漫画の作画は設定やストーリー以上に重要な要素。

もちろん設定やストーリーが面白くなかったら読み続けられないですが、勧められもしなかったら下手な絵の漫画なんて手に取らないですよね。

 

ということで、あまり見かけない作画の観点なども交えながらどんな漫画かを簡潔に紹介していければと思いますのでよろしくお願いします。

 

結構マイナーな漫画が多くなるかもしれないですが、このブログをきっかけに好きになってくれる人が少しでも増えてくれますように。

 

ちゃんと続けられるのか自分でも不安ですが、できるだけ頑張ります。